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古くて新しい話題「心肥大」
降圧が得られても心血管イベントを発症する患者

2009/04/01

 高血圧治療ガイドラインの普及、心血管イベント予防の啓発活動も随分と行われています。それらの効果で、高血圧患者の血圧値は10年前、20年前と比較すると大きく改善しました。しかし最近になって気付くのは、降圧が十分に得られているのにイベントを発症する患者がいることです。高血圧患者がどのように臓器障害を合併していき、心血管イベントへと悪化するのかを十分に解明する必要があるわけです。そこで今回は心肥大に注目してみましょう。

著者プロフィール

佐藤幸人(兵庫県立尼崎病院循環器部長)さとうゆきひと氏。 1987年京大卒。同大循環器内科入局、94年に京大大学院修了。同科病棟医長を経て、2004年から兵庫県立尼崎病院循環器内科に勤務。 07年より同科部長。研究テーマは心不全のバイオマーカーなど。

連載の紹介

佐藤幸人の「現場に活かす臨床研究」
専門の心不全だけでなく、臨床全般に興味がある。過疎地の病院での臨床経験もある。そんな佐藤氏の持論は、「医療とは患者、家族、医師、パラメディカル、メディア、企業などが皆で構成する『社会システム』だ」。最新の論文や学会報告を解説しつつ、臨床現場でそれらをどう活かすかを考える。

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