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急性心不全治療における硝酸薬、強心薬の意義を再考する
血行動態の改善なくして、臓器保護の効果なし

2009/01/01
小田修司
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急性心不全の領域は慢性心不全に比べると非常にエビデンスに乏しく、理論構築も途中の段階です。急性心不全についてコメントする際、まずは体系的に疫学、病態生理学、診断学、治療学と全体像を把握してからとは思いますが、現実にはいずれの領域も知見はまばらにしか得られておらず、ジグソーパズルに例えると手元にピースが、まだ数個しかないといった状況です。

著者プロフィール

佐藤幸人(兵庫県立尼崎病院循環器部長)さとうゆきひと氏。 1987年京大卒。同大循環器内科入局、94年に京大大学院修了。同科病棟医長を経て、2004年から兵庫県立尼崎病院循環器内科に勤務。 07年より同科部長。研究テーマは心不全のバイオマーカーなど。

連載の紹介

佐藤幸人の「現場に活かす臨床研究」
専門の心不全だけでなく、臨床全般に興味がある。過疎地の病院での臨床経験もある。そんな佐藤氏の持論は、「医療とは患者、家族、医師、パラメディカル、メディア、企業などが皆で構成する『社会システム』だ」。最新の論文や学会報告を解説しつつ、臨床現場でそれらをどう活かすかを考える。

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