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HFpEFの正体はNOの異常?

2019/05/20
古川 哲史(東京医科歯科大学難治疾患研究所)
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 最近、BNPは高いものの左室駆出率LVEF)は正常である心不全HFpEF(heart failure with preserved EF)が増えています。心不全による入院患者のほぼ半数を占め、LVEFが低下したHFrEF(heart failure with reduced EF)と同程度に予後が悪いにもかかわらず、確立した治療法がありません。その理由の1つとして、HFpEFの動物モデルがなく、治療薬のテストができないことが挙げられてきました。Nature誌4月号に、HFpEFのマウスモデルの確立と、これを利用した病態発現機構と治療効果の検討についての研究が発表されました。

著者プロフィール

古川哲史(東京医科歯科大学難治疾患研究所生体情報薬理学分野教授)ふるかわてつし氏。89年東京医科歯科大学大学院医学研究科博士課程修了。米国マイアミ心臓研究所、マイアミ大学留学を経て、94年東京医科歯科大学難治疾患研究所自律生理分野・助手。99年秋田大学医学部第一生理学講座・助教授、2003年4月より現職。

連載の紹介

古川哲史の「基礎と臨床の架け橋」
臨床医から基礎医学の研究に身を転じた古川哲史氏に、ワンランク上の臨床を実践するために知っておいた方がいい基礎知識を、論文トピックスを材料に解き明かしてもらいます。

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