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iPS細胞やES細胞を利用した再生医療をしのぐかも
サメの尾びれから見つかった心臓再生物質
ブタを用いた前臨床試験が進行中

2019/04/30

 米国メイン州には、ウッズホールなどの有名な生物学的研究所が数多くあります。夏休みを利用したトレーニングコースが研究者や学生に公開されており、生物学研究を志す若者の憧れの地となっています。自分も留学中に何度も応募したのですが、残念ながらトレーニングコースに参加することはできませんでした。その1つにMDI Biological Laboratory (MDIBL)と呼ばれる研究所があります。そこで、サメの尾びれから心臓を再生する物質が見つかりました。これに関する論文が2017年と2019年4月に続けて発表されています。

著者プロフィール

古川哲史(東京医科歯科大学難治疾患研究所生体情報薬理学分野教授)ふるかわてつし氏。89年東京医科歯科大学大学院医学研究科博士課程修了。米国マイアミ心臓研究所、マイアミ大学留学を経て、94年東京医科歯科大学難治疾患研究所自律生理分野・助手。99年秋田大学医学部第一生理学講座・助教授、2003年4月より現職。

連載の紹介

古川哲史の「基礎と臨床の架け橋」
臨床医から基礎医学の研究に身を転じた古川哲史氏に、ワンランク上の臨床を実践するために知っておいた方がいい基礎知識を、論文トピックスを材料に解き明かしてもらいます。

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