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病的ストレスと生理的ストレスを見分ける!
HDAC4は心不全治療薬の標的候補になるかも

2018/05/11
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 高血圧などの病的ストレスによっても、運動などの生理的ストレスによっても心肥大が誘導されます。病的ストレスによる心肥大(病的心肥大)は心臓の機能を低下させますが、生理的ストレスによる心肥大(生理的心肥大)は心機能を低下させないだけでなく、かえって心機能を向上させます。病的心肥大にも生理的心肥大にも、同じように交感神経β受容体シグナルが関係します。それなのに、どうしてこのような違いが生じるのでしょうか? その理由に関しては、まだ十分に分かっていません。今回、ストレス応答エピゲノム調節因子のHDAC4が両者の区別の鍵をにぎることが、Nature Medicine誌に報告されました。

著者プロフィール

古川哲史(東京医科歯科大学難治疾患研究所生体情報薬理学分野教授)ふるかわてつし氏。89年東京医科歯科大学大学院医学研究科博士課程修了。米国マイアミ心臓研究所、マイアミ大学留学を経て、94年東京医科歯科大学難治疾患研究所自律生理分野・助手。99年秋田大学医学部第一生理学講座・助教授、2003年4月より現職。

連載の紹介

古川哲史の「基礎と臨床の架け橋」
臨床医から基礎医学の研究に身を転じた古川哲史氏に、ワンランク上の臨床を実践するために知っておいた方がいい基礎知識を、論文トピックスを材料に解き明かしてもらいます。

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