日経メディカルのロゴ画像

高HDL-Cは必ずしも「抗動脈硬化」ではない

2016/04/01

 従来は、「高LDL=動脈硬化」・「高HDL=抗動脈硬化」という捉え方が一般的でした。しかし、高HDLは必ずしも抗動脈硬化とならないことが明らかとなってきています。本ブログでも「HDLにも善玉と悪玉がある」(2011年7月14日)、「HDLコレステロール仮説神話を修正する時が来た?」(2012年11月1日)、「機能不全HDLの機能って何?」(2015年2月2日)と3回にわたって取り上げました。今回、さらに「高HDL≠抗動脈硬化」を支持する次世代シークエンサーを用いた研究がScience誌に発表されました。

著者プロフィール

古川哲史(東京医科歯科大学難治疾患研究所生体情報薬理学分野教授)ふるかわてつし氏。89年東京医科歯科大学大学院医学研究科博士課程修了。米国マイアミ心臓研究所、マイアミ大学留学を経て、94年東京医科歯科大学難治疾患研究所自律生理分野・助手。99年秋田大学医学部第一生理学講座・助教授、2003年4月より現職。

連載の紹介

古川哲史の「基礎と臨床の架け橋」
臨床医から基礎医学の研究に身を転じた古川哲史氏に、ワンランク上の臨床を実践するために知っておいた方がいい基礎知識を、論文トピックスを材料に解き明かしてもらいます。

この記事を読んでいる人におすすめ