日経メディカルのロゴ画像

PCSK9標的薬はスタチンの次のブロックバスターか?

2014/03/04
PCSK9標的薬はスタチンの次のブロックバスターか?の画像

 血清LDLコレステロール(以下LDL-C)濃度が30mg/dL変化すると、冠動脈疾患のリスクが約30%変化する。このことからも明らかなように、血清LDL-C濃度は冠動脈疾患の主要なリスクファクターである。ところが、スタチンでもLDL-C値を十分コントロールできないケースがあり、特に冠動脈疾患を有する患者や糖尿病患者などのいわゆるハイリスク患者でその傾向が強い。このようにLDL-C低下はスタチンの存在にも関わらずいまだにアンメットニーズunmet needsと考えられており、CETP阻害薬をはじめしのぎを削って新薬開発が行われている。今回は、PCSK9と呼ばれるコレステロール治療の新たな注目分子を標的とする医薬品に関する下記の論文を紹介する。

著者プロフィール

古川哲史(東京医科歯科大学難治疾患研究所生体情報薬理学分野教授)ふるかわてつし氏。89年東京医科歯科大学大学院医学研究科博士課程修了。米国マイアミ心臓研究所、マイアミ大学留学を経て、94年東京医科歯科大学難治疾患研究所自律生理分野・助手。99年秋田大学医学部第一生理学講座・助教授、2003年4月より現職。

連載の紹介

古川哲史の「基礎と臨床の架け橋」
臨床医から基礎医学の研究に身を転じた古川哲史氏に、ワンランク上の臨床を実践するために知っておいた方がいい基礎知識を、論文トピックスを材料に解き明かしてもらいます。

この記事を読んでいる人におすすめ