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自由に動けない一酸化窒素NO ヘモグロビンが交通信号!

2013/01/09
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 一酸化窒素NOは、ずり応力shear stress・アセチルコリンなどの刺激で血管内皮細胞から放出され血管平滑筋を弛緩させる働きがある。この血管内皮由来弛緩因子のNOはガス状シグナル物質であり、その発見以来血管内皮細胞-血管平滑筋細胞間を自由に拡散するものと考えられてきた。今回、この常識が覆された。NOは、内皮細胞-平滑筋細胞間を自由拡散するのではなく、同部位に存在するヘモグロビンHbが交通整理にあたることが以下の論文で明らかとなった。これは、まさに「目からうろこ」の新展開である。

著者プロフィール

古川哲史(東京医科歯科大学難治疾患研究所生体情報薬理学分野教授)ふるかわてつし氏。89年東京医科歯科大学大学院医学研究科博士課程修了。米国マイアミ心臓研究所、マイアミ大学留学を経て、94年東京医科歯科大学難治疾患研究所自律生理分野・助手。99年秋田大学医学部第一生理学講座・助教授、2003年4月より現職。

連載の紹介

古川哲史の「基礎と臨床の架け橋」
臨床医から基礎医学の研究に身を転じた古川哲史氏に、ワンランク上の臨床を実践するために知っておいた方がいい基礎知識を、論文トピックスを材料に解き明かしてもらいます。

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