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2013年8月公開記事に関するアンケートから
閲覧1位は「心房細動患者への抗凝固薬+アスピリン投与で出血リスク増加」
2型糖尿病治療に関する調査の報告が上位に並ぶ

2013/10/11

 2013年9月に行いました「2013年8月公開記事に関するアンケート」にご協力いただきまして、誠にありがとうございました。今回も423人の先生方にご回答いただきました。この場を借りて、厚くお礼申し上げます。

 今回閲覧が最も多かったのは、「心房細動患者への抗凝固薬+アスピリン投与で出血リスク増加」でした。Circulation誌オンライン版に掲載された論文を紹介したものです。抗凝固薬を投与中の心房細動患者をレジストリに登録し、アスピリン併用者の比率、併用に関連する因子、出血リスクなどを調べたところ、抗凝固薬とアスピリンの併用者は全体の35%で、併用と出血リスク増加は有意に関連していることが明らかになったというものでした。

 論文の中で著者らは、次のように指摘しています。抗凝固薬投与中の心房細動患者へのアスピリン使用については、「less is more(過ぎたるは及ばざるがごとし)」の治療戦略が好ましい可能性がある、と。今後も、心房細動患者の至適抗血栓療法の確立に向けた検討が積み重ねられていくことを期待したいと思います。

 今回の特徴の1つは、「2型糖尿病治療に関する調査2013/14」の関連記事が先月に引き続き上位に食い込んだことです。3位に「2型糖尿病治療に関する調査、処方率が最も高いのは「アマリール」、「ジャヌビア」は2位」が、6位に「2型糖尿病治療に関する調査、肥満を伴う2型糖尿病の第1選択薬、「メトグルコ」が42.4%で1位」が、8位に「2型糖尿病治療に関する調査、処方率が高い銘柄、その選ばれる理由は?」が、それぞれランクインしました。

 糖尿病は、循環器関連の医師が日常診療で遭遇する疾患の中で急激に増えてきています。調査では循環器内科と糖尿病・内分泌代謝内科に分けて結果をみていますが、例えば第1選択薬では以下のような違いが明らかになっています。

 肥満を伴う場合は、循環器内科(n=199)では、「メトグルコ」を挙げた人が42.7%、「ジャヌビア」が21.6%、「エクア」が7.5%という順番でした。一方、糖尿病・内分泌代謝内科(n=140)では、1位は「メトグルコ」で75.0%と突出していました。2位と3位は同率で「ジャヌビア」と「エクア」が6.4%で並んでいました。肥満を伴わない場合は、循環器内科(n=199)では「ジャヌビア」が35.2%で1位、「エクア」が12.1%で2位、「ネシーナ」が11.6%で3位でした。これに対して、糖尿病・内分泌代謝内科(n=140)では、「ジャヌビア」が25.7%で1位、「メトルグコ」が23.6%で2位、「アマリール」が11.4%で3位と続いていました。

 ランキングに戻ります。もう1つ特徴を挙げるならですが、やはり抗凝固療法に関する記事が上位に入っていることでした。1位の「心房細動患者への抗凝固薬+アスピリン投与で出血リスク増加」、2位の「最も評価が高い抗凝固薬、リバーロキサバンが32.8%で1位に」、4位の「洞調律の心不全患者に対するワルファリンの適応は?」、5位の「閲覧1位は「『最も評価が高い』との回答はワーファリンが最多」」と上位に並んでいます。今後とも注目点であることは変わらないと思います。

 ご案内が遅れておりましたが、この夏に、循環器プレミアムの画面(メニュー;TOPICS新着文献講座BLOG人気記事)の中に「焦点・血栓」のボタンを設置しました。血栓関連の記事を集約していますので、ぜひご利用ください。

連載の紹介

循環器プレミアム編集部から
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