10月に行いました「2012年9月公開記事に関するアンケート」にご協力いただきまして、誠にありがとうございました。今回も410人の先生方にご回答いただきました。この場を借りて、厚くお礼申し上げます。
2012年9月に公開した循環器プレミアムのオリジナル記事中、閲読1位は「ジギタリスの想定外の作用――癌免疫作用(2012/09/04)」でした。閲覧率は38.3%で4割近くに上りました。これは、東京医科歯科大学難治疾患研究所生体情報薬理学分野教授の古川哲史氏のブログの記事です。
ブログでは6月のスタート以降、以下の記事を掲載しています。いずれも「基礎と臨床の架け橋」という視点で論文のトピックスを取り上げていただいています。基礎研究者と臨床医の共同作業が必要な場面は、今後も増えていくと思います。ブログで取り上げたテーマが、読者の皆様の臨床あるいは基礎研究において、何かのきっかけになることを願っています。
・心房細動遺伝的リスクから見えてくる個別化医療の可能性(2012/06/12)
・味覚研究から見えてきた食と循環器病の意外な関係(2012/07/05)
・“MI beget MI”、心筋梗塞自体が動脈硬化を促進する(2012/08/06)
・ジギタリスの想定外の作用――癌免疫作用(2012/09/04)
・アルドステロン拮抗薬が第4選択降圧剤として推奨される根拠(2012/10/01)
・「HDLコレステロール仮説」神話を修正する時が来た?(2012/11/01)
ベスト10に新着論文の記事が4本
3位の「最近の高感度トロポニン測定系はここまですごい【心不全編】」は兵庫県立尼崎病院循環器部長の佐藤幸人氏のブログ、4位の「第43回●抗凝固療法の逃れ得ぬ『宿命』」は心臓血管研究所所長・付属病院院長の山下武志氏の講座の記事でした。
ベスト10には、新着論文の記事が4本入っていました。9月は、論文の範囲を広げてトピックスを拾ったトライアルの月でした。今後も続けたいと思います。新着論文の一覧はこちらです。