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7月公開記事に関するアンケートから
閲覧1位は「ループ利尿薬は心不全において必要悪か?」

2012/09/14

 8月に行いました「2012年7月公開記事に関するアンケート」にご協力いただきまして、誠にありがとうございました。今回も400人の先生方にご回答いただきました。この場を借りて、厚くお礼申し上げます。

 2012年7月に公開した循環器プレミアムのオリジナル記事中、閲読1位は「ループ利尿薬は心不全において必要悪か?」でした。「慢新規経口抗凝固薬はワルファリンに比べ、塞栓症抑制効果に優れ、出血の安全性は少なくとも非劣性」が2位、「日本人の未破裂脳動脈瘤破裂の可能性は年間0.95%」が3位に入りました。

 動脈硬化性疾患予防ガイドライン2012に関する速報記事が5位、9位に入りました。同ガイドラインにつきましては、アンケートで簡単な質問をさせていただきました。それによりますと、8月時点で56.3%の方がガイドラインを入手済みでした。

 また、改訂のポイントを提示し評価をうかがったところ、「動脈硬化性疾患の包括的管理」の支持が高く46.3%でした。「絶対リスク評価による患者の層別化」が45.3%、「脂質管理目標値へのnon HDL-Cの導入」が31.0%でした。ちなみに、「診断基準における境界域の新設」は23.3%、「高リスク病態によるリスク層別化の強化」は20.3%の支持率でした。

 記事閲覧ランキングに戻りますと、3位に入った「日本人の未破裂脳動脈瘤破裂の可能性は年間0.95%」は、日本発のエビデンスでした。日本脳神経外科学会のプロジェクトとして行われた日本未破裂脳動脈瘤悉皆調査(UCAS Japan: The Unruptured Cerebral Aneurysm Study of Japan)における3年間の観察結果です。

 UCAS Japanによって、日本人における未破裂脳動脈瘤の年間の破裂率は0.95%で、サイズが大きくなるに従い破裂のリスクも上昇することが確認されました。また、中大脳動脈の動脈瘤より、前交通動脈または内頸動脈-後交通動脈の動脈瘤の方が破裂のリスクが高いこと、不整な突出を有する場合は高リスクであることも分かりました。

連載の紹介

循環器プレミアム編集部から
「日経メディカルオンラインを、循環器医向けにカスタマイズしよう」としてできたのが、「日経メディカル Online循環器プレミアム」(通称:循環器プレミアム)。本サイトの独自コンテンツは、編集部員が全世界から集めました。このコーナーでは取材を通じて編集者が考えたことを、ブログ形式で綴ります。

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