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4月の1位は、心房細動Up Stream治療の試験結果

2011/06/16

 今年5月に行った「2011年4月公開記事に関するアンケート」、ご協力ありがとうございました。今回も461人の先生方にご回答いただきました。この場を借りて、お礼申し上げます。

 さて、2011年4月に公開した循環器プレミアムのオリジナル記事中、閲読1位は「N Engl J Med誌から●イルベサルタンでAF患者の心血管イベント減らず」でした。脳卒中の危険因子を有する心房細動患者にアンジオテンシンII受容体拮抗薬(ARB)イルベサルタンを投与することで、心血管イベントのリスクが減るかを見たACTIVE I試験の論文を紹介しています。

 結果はイルベサルタン投与による有意なリスク減少を認めず、1次主要アウトカムである脳卒中、心筋梗塞、血管死の複合は、イルベサルタン群とプラセボ群の間で同等(ハザード比:0.99、95%信頼区間:0.91-1.08)でした。

 心房細動のアップストリーム治療の可能性を否定した大規模臨床試験の1つとして、Active Iは読者の記憶に残っていくことでしょう。要旨は2009年夏の欧州心臓病学会(ESC2009)で発表され、山下武志氏も心房細動塾第21回で取り上げています。

連載の紹介

循環器プレミアム編集部から
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