わが国のメタボリックシンドロームの診断基準について、ウエスト周囲径を必須項目とすることに対しては7割の回答者が疑問を感じており、また女性の90cmというカットオフ値については5割の回答者が太すぎると考えていることが分かった。
いずれも日経メディカル オンライン 循環器プレミアムが今年3月に、会員となる循環器科を中心とする医師を対象に行ったアンケートの結果だ(総回答者数533人、調査概要はこちら、データの一部は日経メディカル誌2010年5月号『メタボリックシンドローム 3つの疑問』で既報)。
まず、メタボリックシンドロームの診断基準として、ウエスト周囲径をどのように扱うとよいと思うかを聞いたところ、最も多かった回答は「必須項目ではなく、脂質、血圧、血糖と同じ扱いとすればよい」で71.9%(383人)を占めた。これに対して「現状通り必須項目のままでよい」との回答は、15.9%(85人)にとどまった。
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循環器プレミアム編集部から
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