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刃物を持ってくる患者の「予兆」を見逃さないで
患者の目を見て話すことで、危険は察知

2018/02/21

 今年1月、名古屋の病院で医師が患者に刺されるという事件が発生しました。命に別条はないということですが、重症と伝えられています。またか――。こう思ったのは私だけではないでしょう。明日は我が身かもしれません。特に新たな職場で働くことになった方は、院内の暴力対策を確認しておくべきです。その上で、暴力の予兆を見逃さないよう、組織として心配りをすべきです。

 ナイフで医師が刺されるという事件は近年、多発しています。例えば2013年8月に、北海道のある市立病院で53歳だった精神科医師が患者(55歳)に刺され死亡しました。この患者は、同病院で入退院を繰り返していました。結局、心神喪失で不起訴となっています。

 2014年7月には、千葉県の総合病院で女性医師(30歳)が、病院内で無職の男(37歳)に刺されました。全治3週間ものけがを負った事件です。その翌月には、札幌市内の病院で50歳男性医師が患者(男、67歳)に、診察中に刺され重傷を負いました。同年10月には、今度は愛知県で、医師を殺害する目的でナイフを所持し病院に侵入した34歳の男が逮捕されています。この男は、自分の娘が、受診後に症状が悪化したと思い込んでいたようです。

 その年の暮れには、東京都の八王子市にある大学病院で、40歳代の患者が火炎瓶を投下するという凶悪事件が発生しました。人的被害がなかったのが救いでした。この男は事件から5日後に逮捕されましたが、過去にたびたび病院にクレームをつけていたことが明らかになっています。

連載の紹介

院内暴力・セクハラSOS
患者からの迷惑行為の代表格が、暴言・暴力。一方、女性の就業者が多い医療現場では、セクハラも困った問題です。長年、大学病院で渉外活動を担ってきた横内昭光氏(学校法人慈恵大学総務部渉外室名誉顧問)が代表を務める、警察OBらで構成する院内暴力対策研究会のメンバーを中心に、いざというときの対処法を指南します。
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