当社は、クライアントである医療法人が求める医師を探し出し、引き合わせるのが仕事です。言わば結婚と同じように、関係者の合意のもとに話を進めていきます。日ごろからお話を聞いていると、連載第2回で紹介した通り求人側の医療法人にはその法人なりの事情があり、医師の側にも転職に関心を寄せるだけの様々な事情があることが分かってきました。
私どもがお会いするのは、大学医局人事で動かれている国公立およびそれに準ずる病院勤務の先生方が中心で、年齢としては40歳前後から50歳代の方が中でも多いでしょうか。直接お目にかかり話をさせていただくと、抱える事情は年代によりはっきりとした違いが見受けられます。
年代を問わず総じて多いのは、大学教授の退官や関連病院での様々な体制変更に伴い、将来に備えて転職を模索する先生方です。具体的には、次のような声をお聞きすることが多々あります。
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著者プロフィール
武元康明(半蔵門パートナーズ株式会社代表取締役)●1968年生まれ。航空業界を経て大手商社系の人材ビジネスに携わり2003年、サーチファーム・ジャパン(株)設立に参加、07年社長就任、17年1〜3月会長。企業トップや医師のスカウトに特化した半蔵門パートナーズ(株)代表を務める。

連載の紹介
医師ヘッドハンティングの舞台裏
事業者が求める人材をピンポイントで“発掘”するエグゼクティブ・サーチ(ヘッドハンティング)。本連載では医師のエグゼクティブ・サーチを手掛ける企業のトップが、採用側の病院の事情や声を掛けられる医師の条件、交渉の進め方などスカウト活動の舞台裏を明らかにします。
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