今回は、医薬品の添付文書の記載内容に反した診療を行った場合の裁判所の判断について検討したいと思います。
 医薬品は、これに添付する文書等に用法、用量、その他使用および取り扱い上の注意などを記載しなければならないとされています(医薬品医療機器等法52条1項)。では、医師がその注意義務に反することをした場合に、過失は認められるでしょうか。
 これに関する判決として、最高裁平成8年1月23日判決(民集50巻1号1頁)があります。

「添付文書に従わないと裁判で負ける」の誤解の画像

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