今回は、チーム医療における医療従事者の責任のあり方を考察します。
 ある医療従事者に過失がある場合、本人が責任を負うことに問題はありません。チーム医療で問題となるのは、他の医療従事者も責任を負うかという点です。医療訴訟では、患者側が医療機関の開設者を被告とするケースが多いのですが、患者側があくまで個人の責任を追及したいたいと考え、医療従事者を被告として加えた場合に、個人の責任の有無が問題となります。
 「チーム医療」における医療従事者の責任は、(1)専門分野が同じ医師間、(2)専門分野が異なる医師間、(3)医師と看護師など他職種の間――の3つに分けて考えることができます。

主治医の過失で上司も法的責任を問われる?の画像

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