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32年の裁判官生活で最も印象に残った医療訴訟

2017/12/26
大島 眞一(徳島地家裁所長)
32年の裁判官生活で最も印象に残った医療訴訟の画像

 裁判官になって、間もなく32年経ちます。これまで裁判所での裁判実務の勤務としては、大阪地裁を振り出しに、函館地家裁、京都地裁、神戸地裁尼崎支部、大阪高裁、大阪地裁、京都地裁、大阪家裁で勤務し、現在は徳島地家裁所長をしています。刑事の経験は函館地家裁にいた3年、家裁の経験は大阪家裁にいた3年半だけであり、ほかは民事事件を担当してきました。
 この連載で取り上げる医療訴訟は、民事に関するものです。医療訴訟は、裁判官になった当初から経験していますが、本格的に医療訴訟を担当したのは、2007年から大阪地裁の医事部に勤務した時のことです。
 大阪地裁での医療訴訟で最も印象に残っているのは――というより、これまでの裁判官生活の中で最も印象に残っているのは――2010年3月に判決を出した、奈良県の大淀病院の事件です。

著者プロフィール

おおしま しんいち氏●1984年神戸大学法学部卒、司法修習生(38期)。京都地裁判事、大阪高裁判事、神戸大学法科大学院教授、大阪地裁判事などを経て、2017年徳島地家裁所長、2018年11月より奈良地家裁所長。大阪地裁では医療訴訟を扱う医事部の総括を務めた。『Q&A医療訴訟』(判例タイムズ社)などの著書がある。

連載の紹介

裁判官が語る医療訴訟の実像
医療訴訟が提起されたらどのようなプロセスを経て和解や判決に至るのか、個々の裁判に影響を与えるリーディング・ケース(重要判例)とは――。大阪地裁で医療訴訟を専門に取り扱った経験を持つ著者が、これまでの経験を踏まえ、医療訴訟の実像を分かりやすく紹介します。
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