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終業後の院内に響き渡った看護主任の怒鳴り声

2020/10/01
服部 英治(社会保険労務士法人名南経営)

イラスト:畠中 美幸

 A診療所では事務職員や看護職員など約15人の職員を雇用している。職員数が増えてきたことから、事務、看護それぞれにおいて1人を主任に任命。リーダーとしての役割を果たしてもらっている。事務、看護いずれのリーダーも現場経験が豊富で、院長も全幅の信頼を置いているようだ。

 ある日の診察終了後、院長は、別室で仕事をしていた看護職員のリーダーB子が「ふざけるな!」と大声で怒鳴っているのを耳にした。驚いた院長が駆け付けると、そこにいたのはB子のみ。他の職員が帰宅した後に、1人残っていたB子が怒りに震えていたのだった。

 普段はあまり感情を表に出さないB子が、ここまで怒っているのは見たことがない。院長が話を聞こうとしたところ、B子は「取り乱してすみませんでした」と謝り、再び仕事を始めた。だが、看過できるようなことではなかったため、院長が「どうしたのか」「何か事情があるのなら教えてほしい」と重ねて尋ねたところ、B子は涙を流して「もう、いい加減にしてほしいです」と訴えてきた。

連載の紹介

院長を悩ます職員トラブル大研究
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