開業してからの数年間はスタッフの定着が悪く、全てのスタッフが入れ替わったりしたこともあったが、ここ数年は、ベテランの看護師B子が、院長と職員の間の小さなすれ違いや、いざこざをうまく収めてくれている。院長は、労使トラブルに巻き込まれることなく、平穏に日々を過ごしていた。
 そんなある日のことだった。午前中の診察が終了し、院長が控え室に戻ろうとしたところ、看護助手のパートC美に呼び止められ、「無期転換申込書」と書かれた書面を手渡された。

50代パート職員の「無期契約」依頼に院長は…の画像

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