東海地方のAクリニックは、開業してから20年以上が経つ内科診療所だ。院長、夫人ともに穏やかな性格で、夫人は看護師だがクリニックに時折、顔を見せに来る程度。経営については、あまり口出しをしなかった。子ども2人は、それぞれ医学部と歯学部に進学し、現在、医学部の子は卒業して、歯学部の子の学費の支払いが家計の負担になっている。院長は還暦を過ぎ、5年ほど前に脳梗塞を患ってから、診察時間をセーブして細々と診察をしている。そんな中、院長の悩みの種は、スタッフの処遇である。

院長の療養で患者減、賃下げ提案も拒否され…の画像

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