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REPORT◎5月27日時点で従事者のCOVID-19陽性は約1400人、全感染者の約8.4%に
新型コロナで揺れる医療・介護提供体制

 日本でも新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の患者急増が懸念される中、治療の最前線に立つ医師や看護師などの医療従事者や、重症化のリスクが高い要介護高齢者や障害者などをケアする介護・障害福祉サービスの従事者が感染するケースが増えている。

 その数は医療機関で約210カ所、介護・障害福祉サービス事業所で約70カ所、計280施設となり、なお増加中だ(日経ヘルスケア調べ)。高度な対策を講じている感染症指定医療機関でも感染者が発生しており、感染防御の難しさがうかがえる。

 陽性者の人数は、5月27日時点の判明分だけで少なくとも医師が155人以上、看護師が530人以上、介護職員やその他の職員、内訳が未判明な職員等を含めると合計で約1400人を数える(表1)。日経ヘルスケア4月号の「REPORT」における3月31日時点では、医師20人以上、看護師40人以上、計120人以上だったが、4月1日以降、さらに増加した。

 一方、院内感染・施設内感染と思われる患者・利用者等は1660人を超える。従業者と患者・利用者等の合計は3060人以上となる。厚生労働省の調べによると、5月28日時点でのCOVID-19感染者は1万6683例。医療・介護・障害福祉の従事者の陽性者(1400人)が占める割合は約8.4%となる。また院内感染・施設内感染と思われる患者・利用者等(1660人)の占める割合は約10.0%。従業者と患者・利用者等の合計(3060人)は全体の約18.3%である。つまり、国内のCOVID-19の全感染者の6分の1以上が医療・介護・障害福祉セクターで生じているとみられる。

 感染者数の増加は、医療機関や介護事業所、障害福祉施設などでクラスター(感染者の集団)の発生が相次いでいることが影響していると考えられる(関連記事はこちら)。以下、各ページでは地方別などで陽性者が判明するに至った経緯などをまとめている。今後、状況に応じて随時更新していく予定だ。

<地方・都道府県とページ番号>
・北海道・東北…1ページ目(本ページ)
・関東(東京都・神奈川県以外)…2ページ
・東京都…3ページ
・神奈川県…4ページ
・中部地方…5ページ
・近畿地方(京都府・兵庫県以外)…6ページ
・京都府…7ページ
・兵庫県…8ページ
・中国・四国・九州地方…9ページ
・介護・障害福祉サービス(東日本)…10ページ
・介護・障害福祉サービス(西日本)…11ページ

※各医療機関や自治体が公表した情報や報道などに基づく。このほかクルーズ船にDMAT(災害派遣医療チーム)、DPAT(災害派遣精神医療チーム)で支援に入った医療従事者の陽性が判明したケース、勤務先非公表のケースなどがあり、実際はさらに多い

連載の紹介

記者リポート
本コラムでは、記者などが独自に取材した医療・介護経営や業界動向に関するリポート記事、ヘルスケア業界のリーダーの先進的な取り組みなどを紹介します。
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