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第4回
今さら聞けない診療報酬改定率の話~後編~
公表されていない細部の重要な情報、読み解くのが困難に

2020/02/14
佐藤敏信

 前回は、診療報酬改定率の基礎的な知識についてまとめた。今回は、改定率の個々の数字について解説したい。表1をあらためて見ていただく。これらの数字それぞれの意味と相互の関係は非常に複雑だ。

 表1の注意書きに記したように消費増税の影響、薬価制度改革の効果、さらに今回は別枠で救急病院の医師の働き方改革の特例対応もある。それらを踏まえた上で、2020年度の改定率で薬価等を1.01%引き下げ、診療報酬本体つまり技術料を0.55%引き上げ、その結果として合計(ネット)で0.46%のダウンとなったことについて解説する。

表1 2006年度以降の診療報酬改定率
公表資料等を基に筆者作成

著者プロフィール

佐藤 敏信(久留米大学特命教授[医療政策担当])●さとう としのぶ氏。1983年山口大学医学部卒。同年に厚生省入省(公衆衛生局地域保健課)。厚生労働省保険局医療課長、環境省総合環境政策局環境保健部長、厚生労働省健康局長などを経て現職。

連載の紹介

佐藤敏信の「医療の常識を疑う」
医療財源が不足する中、医療現場の実態と省庁の方針が異なったまま新たな施策が打ち出されることは少なくありません。本連載では厚生労働省で保険局医療課長、健康局長を務めた著者が、現在の医療政策について着目すべきポイントを解説します。

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