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制作費用は約24万円、採用側と求職者のミスマッチがなくなる
採用のカギを握る「オリジナルの求人サイト」

2021/08/06
宮原孝和(みやはら耳鼻咽喉科)

 採用活動において、ウェブサイトは“飛び道具”として非常に重要だ。当院はもともと常勤・新卒を採用の基本方針としていたが、新卒生の採用が年々難しくなっていることから、2017年からは卒後数年程度の「第二新卒」を通年で採用することにした。

 新卒採用の場合は、専門学校の講師を務めるなどして関係を構築したり、医療事務の実習のため学生を受け入れるなど、いわば対面の接点作りが重要になる。一方、第二新卒の採用においては、いきなり対面の接点を作ることは難しい。そこで、求職者に直接訴えかけられるよう、オリジナルの求人サイトをしっかりと作り込んだ。

 求人サイトのポイントは、スタッフが生き生きと働いている印象を出すことだ。そこで、求人サイトのコンテンツは、「クリニックの10の魅力」「先輩メッセージ」「新卒日記」「院長メッセージ」「医院体験見学会」「募集要項」「医院見学のご案内」で構成。求職者が働く姿をイメージしやすいよう、実際の業務内容や働く中でやりがいを感じること、うれしかったこと、教育体制などについて、スタッフへのインタビューを基にまとめた。

 サイト全体の構成は(株)船井総合研究所(大阪市中央区)のコンサルタントと相談し、スタッフへのインタビューや原稿の執筆は筆者自身が行った。写真についてはクオリティーを重視して大阪の業者に依頼し、撮影には出張費を含めて5万4000円(税込み)かかったが、満足がいく写真が撮れた。時間をかけて内容を練ったおかげで、かなり良い出来栄えのサイトになったと自負している(図1)。

図1 当院のオリジナルの求人サイト
求職者が働く姿をイメージしやすいよう、実際の業務内容や働く中でやりがいを感じること、うれしかったこと、教育体制などをスタッフにインタビューしてまとめた。
※クリックで拡大します。

著者プロフィール

みやはら たかかず氏●1993年高知医科大学医学部卒業。医療法人聖真会・渭南病院、高知市立市民病院(現・高知医療センター)、岡山済生会総合病院などを経て、2006年岡山市南区にみやはら耳鼻咽喉科を開業。2007年に医療法人南輝を設立、理事長に就任。医療・介護の経営情報誌『日経ヘルスケア』にて「宮原院長の実践! 新クリニック経営術」を連載中。

連載の紹介

宮原孝和の「“最強”のクリニックをつくるエッセンス」
2006年の開業以来、年平均成長率10%超の収益を上げ続け、クリニック経営に逆風が吹いた2020年にも年間診療報酬点数は過去最高を更新したみやはら耳鼻咽喉科(岡山市南区)。その院長である宮原孝和氏が日々実践しているオペレーションや増患・マーケティング策など、強いクリニックをつくるためのエッセンスを紹介します。

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