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クリニックで院長秘書を雇ってみませんか?

2019/08/14
溝口 哲弘(溝口ファミリークリニック)

 今回は、院長が自分の時間を作るために、秘書さんをいかに活用するかというお話です。

 このコラムは、開業医の先生や、組織のマネジメントに興味のある方が読んでくださっていると思います。組織のマネジメントのためには自分自身のマネジメントも大切で、時間をうまく作り出せるかどうかは、自分でなくてもできる仕事をどれだけ他の人に任せられるかにかかっています。

 開業医の仕事は、診察以外にも学会発表・参加、講習会・研修会参加、人事労務(スタッフ育成を含む)、広報、組織管理、業務改善、業者さんとの打ち合わせ、地域での講演活動、地域医療連携、その他の地域貢献活動、事業計画作成など多岐にわたります。日常診療が忙しい中でも、その他の仕事も並行してこなしていかなければなりません。そうした状況の中、ある程度の規模になってくると、事務長を雇用することがよくあると思います。

 昔読んだクリニック経営の雑誌で「成長するクリニックには事務長がいる」という特集が組まれていました。その特集で取り上げられていたケースの事務長は、全て親族。確かに家族経営には家族経営の良さがありますが、組織運営のことを考えた場合に、自分よりも優秀な人に手伝ってもらうことは非常に重要です。親族の中に経営に強い人がいればいいのですが、実際には限られるでしょうし、そういう人は自分で会社を経営しているのではないでしょうか。

 とはいえ、小規模クリニックでは、事務長を任せられるような優秀な人が欲しくても、応募してくれる人がいないというのが実情だと思います。ちなみに、診療所事務長の給与相場の情報は、どの本を見てもなかなか見つかりません。参考にしている歯科の本によると、歯科では30歳代前半で月給35万円、年俸420万くらいが標準とのことです。ちょうど同年代の看護師さんと同じくらいの印象です。

著者プロフィール

溝口 哲弘(溝口ファミリークリニック[静岡県袋井市]院長)●みぞぐち あきひろ氏。1976年生。浜松医科大学卒。同大第一内科、基幹病院を経て2013年開院。総合内科専門医・神経内科専門医。基幹病院とのセミナー共催、「Clinic Management Association」設立など、医療を通じた社会貢献を目指す。

連載の紹介

診療所マネジメント実践記
診療所のマネジメント手法をいざ現場で実践しようとしても、思うようにいかないことも多々あります。本連載では、2013年に開業した溝口哲弘氏が試行錯誤しながら取り組んできたマネジメントの内容や成果、課題のほか、自身が設立した診療所経営の勉強会の活動内容などを報告します。
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