A整形外科クリニックは、首都圏のベッドタウンに位置し、外傷を負った近所の子どもや慢性疾患の高齢者など、連日多数の患者で混雑する「街の整形外科」。開院から15年を迎え、さすがに初期からのスタッフは数人しか残っていないものの、院長の人柄もあって職員の定着率は高い数字を維持しています。リハビリセラピストも雇用し、人材に恵まれたクリニックとして発展してきました。
 ある日の昼休み、いつも通り郵便物の山と格闘していた古参の事務職員が、厚生局から届いた見慣れぬ封筒に気付きました。急いで院長室に持ち込んで院長と一緒に開封したところ、嫌な予感は的中。中に入っていたのは「○○厚生局及び△県による社会保険診療担当者の個別指導の実施について(通知)」というものでした。

「これは内部告発だ」  個別指導を受けた院長の確信の画像

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