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ビル所有者にコロナの柔軟対応頼むも即却下!

2020/10/07
井内 徹(ナレッジハンズ)

 前回、新型コロナウイルス感染症COVID-19)の流行で大幅な患者減に見舞われ、増収に向けスタッフの提案に基づく活動を行っている診療所のケースを取り上げました(前回記事はこちら)。今回も、この診療所の新型コロナ関連の取り組みをご紹介したいと思います。

 この診療所は都会のオフィスビルの中にあります。周辺の企業で働く方の健診や外来診療を、長年にわたって担ってきました。都市のビル群で働く企業の方々にとって、なくてはならない診療所です。

 緊急事態宣言下では、コロナ禍での受診抑制に加えて、オフィスに出社する方が極端に減ったことで外来患者数が大幅に減少。緊急事態宣言解除後は、患者数が多少回復したものの、出社後に急な発熱があり、新型コロナ疑いで受診する方などが増えてきました。

 また、入居しているビルに娯楽施設が併設されており、そこの入り口で体温チェックを受け、熱があった方がすぐ紹介されてくることも。ウィズコロナの生活様式を続ける中で、ビル周辺の企業活動を守る上でも重要な役割を果たしています。

著者プロフィール

いうち とおる氏●2000年一橋大学経済学部卒。外資系コンサルティング会社、三菱商事が出資する(株)ライフタイムパートナーズを経て社会医療法人の本部長に就任し、新規事業立ち上げ、経営改善を進める。2010年(株)ナレッジハンズを設立し、病院経営支援、介護事業所運営、採用関連サイト「リケジョカフェ」「ドクターズプラス」の運営などを行う。全日本病院協会広報委員会委員。

連載の紹介

実録・現場視点の病院経営カイゼン
病院運営の改善に向けた手法には様々なものがありますが、ともすれば机上の空論に陥りがち。本連載では、社会医療法人の本部長を務めた経験を持ち、コンサルティングにおいて何よりも「現場視点」を重視している著者が、実例を基に改善の進め方を紹介します。

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