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「だから病院コンサルは…」と言われないために

2020/08/03
井内 徹(ナレッジハンズ)

 「病院経営コンサルタント」。世の中の評判は、すこぶる悪いようです。一言で言うと「胡散臭い」となるのでしょうか。

 定期的に病院を訪問し、世の中の医療制度の流れはどうだとか、中央社会保険医療協議会(中医協)の資料を拝借して、評論家的な意見を言って去っていく。「DPCデータのベンチマークが大事」と言って、合併症や患者さん個別の差異などの補正もせず、DPC病名で集計した結果を病院ごとに比較し、改善が必要だと訴える。事業計画策定といえば、特に論理的な根拠もなく、各診療科の患者数がなぜか、計画上、順調に5%とか10%とか伸びている──。

 「コンサルタントが大嫌い」「インチキ」「詐欺」などと世間で悪く言われる中で、病院経営を支援する、いわゆるコンサルティング業務を、自ら立ち上げた会社の基幹事業として続けてきたのには理由があります。

著者プロフィール

いうち とおる氏●2000年一橋大学経済学部卒。外資系コンサルティング会社、三菱商事が出資する(株)ライフタイムパートナーズを経て社会医療法人の本部長に就任し、新規事業立ち上げ、経営改善を進める。2010年(株)ナレッジハンズを設立し、病院経営支援、介護事業所運営、採用関連サイト「リケジョカフェ」「ドクターズプラス」の運営などを行う。全日本病院協会広報委員会委員。

連載の紹介

実録・現場視点の病院経営カイゼン
病院運営の改善に向けた手法には様々なものがありますが、ともすれば机上の空論に陥りがち。本連載では、社会医療法人の本部長を務めた経験を持ち、コンサルティングにおいて何よりも「現場視点」を重視している著者が、実例を基に改善の進め方を紹介します。

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