日経メディカルのロゴ画像

ノンストップ診療を支えるスタッフの「原動力」

2014/07/23
せんだメディカルクリニック(熊本市)院長 千田治道

 前回、こちらでの診療の流れをご説明しましたが、患者さんに関する様々な「情報」こそ私たちのクリニックにとって最も貴重なものと考えています。そのため、患者さんの情報をスムーズに共有する態勢を整えるとともに、得られた情報を生かして臨機応変に対処できる職員を育ててきたわけです。

 インカムを使って患者さんの情報を共有していることは、前回紹介した通りです。インカムの最大の利点は、手間を取らずに全員に情報が伝わる点にあります。

 また、前回、診察室の入り口に貼られた「付せん」の情報を私が活用していると書きましたが、このやり方には幾つものメリットがあります。多くの患者さんの中で、私から見て名前と顔が一致する人は実はわずかです。でも、付せんに名前が書いてあるので、ドアを開けるとすぐに、「やあ、○○さんお待たせしました! 東京はどうでしたか?」なんて話しかけることが可能になります。

他院への紹介時は担当医の予定まで確認
 付せんを見て、時間が不必要にかかりそうな感じの方だった場合には、あらかじめ「10分たったら声を掛けて!」とスタッフに告げたり、逆にゆっくり時間をかけたい方を診る場合は、スタッフがロビーでお待ちの方々に「ただ今、救急処置でお時間が30分以上かかりますので申し訳ありません」などと説明を行います。

著者プロフィール

千田治道(せんだメディカルクリニック院長)●せんだ はるみち氏。1954年生まれ。熊本大医学部卒業、国立熊本病院(現、国立病院機構熊本医療センター)、済生会熊本病院整形外科部長などを経て2002年に開業。勤務医時代は脊椎外科を専門とし、1300例以上の脊椎外科手術を手掛けた。

連載の紹介

先進事例に学ぶ最強スタッフ育成術
患者ニーズを敏感に察知し、指示がなくても臨機応変にプラスαの対応ができる——。熊本市のせんだメディカルクリニックでは開院以来、職員育成に注力し、そんなスタッフを育ててきました。本連載では、院長の千田氏がこれまでの実践を振り返り、職員教育と組織作りのポイントを紹介します。
忙しい先生の代わりに開業に必要なアレコレ集めました
『日経メディカル開業サポート』オープン!

「開業したいけど、何から手を付ければいい?」
「テナントではどんな物件があるの?」
「先輩開業医の経験談を聞きたい」今までこう思った経験はありませんか?
『日経メディカル開業サポート』では、開業までのスケジュールをセルフチェックできる「開業ToDoリスト」や、先輩開業医によるコラム、医師の開業意識調査結果など、これから開業される先生へ有益な情報満載でお届けしています。
また、物件探しや医療機器導入、会計・税務等、開業に関して適切なタイミングで適切なサポートを受けられる企業を厳選してご紹介しています。ご利用はすべて無料ですので、まずは一度サイトをご覧ください!

この記事を読んでいる人におすすめ