医学部入学時は親の診療所を承継するのが既定路線と考えていたものの、結局承継を断念するケースは多々見られます。その要因として最近目立つのが、「親が開業している地域の将来性に問題がある」というもの。先日も、耳鼻咽喉科のA先生から「数年以内に親の診療所を承継する考えだったが、立地条件に不安がある」という問い合わせを電話で頂きました。
 どのような立地かを聞いてみたところ、
1.首都圏だが東京都内ではない
2.1980年代に電鉄会社が山林を切り開いて造成したニュータウンである
3.ニュータウンから最寄り駅まではバス利用だが、人口減に伴い本数は少なくなっている
4.ニュータウン内には大きな商業施設はなく、小さな商店街があるが衰退している
5.東京のビジネス街までの通勤時間は1時間以上かかる
6.ニュータウン内には開発当時から競合診療所はないが、最寄り駅周辺の開発により乗降客が増え、駅周辺が整備され、競合診療所が開業している
――とのことでした。

親が開業した町が衰退、承継すべきか迷う子息の画像

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