日経メディカルのロゴ画像

親が開業した町が衰退、承継すべきか迷う子息

2018/06/06
二上 吉男(株式会社ずのお)
親が開業した町が衰退、承継すべきか迷う子息の画像

 医学部入学時は親の診療所を承継するのが既定路線と考えていたものの、結局承継を断念するケースは多々見られます。その要因として最近目立つのが、「親が開業している地域の将来性に問題がある」というもの。先日も、耳鼻咽喉科のA先生から「数年以内に親の診療所を承継する考えだったが、立地条件に不安がある」という問い合わせを電話で頂きました。
 どのような立地かを聞いてみたところ、
1.首都圏だが東京都内ではない
2.1980年代に電鉄会社が山林を切り開いて造成したニュータウンである
3.ニュータウンから最寄り駅まではバス利用だが、人口減に伴い本数は少なくなっている
4.ニュータウン内には大きな商業施設はなく、小さな商店街があるが衰退している
5.東京のビジネス街までの通勤時間は1時間以上かかる
6.ニュータウン内には開発当時から競合診療所はないが、最寄り駅周辺の開発により乗降客が増え、駅周辺が整備され、競合診療所が開業している
――とのことでした。

著者プロフィール

二上 吉男(株式会社ずのお代表取締役)●ふたがみ よしお氏。1978年慶應義塾大法学部卒業。上田公認会計士事務所勤務を経て1991年に(株)ずのお(大阪市中央区)開設。診療所の開業・運営コンサルティングを手掛け、これまで350件以上の診療所開業を支援してきた。

連載の紹介

その開業、本当に大丈夫ですか?
診療所の開業までには様々な工程があり、その都度、的確な判断が求められますが、「果たしてそれでよいのか…」と迷う局面も少なくありません。本連載では、医業経営コンサルタントの二上吉男氏が、医師からよく質問される事柄を中心に、開業準備の考え方や具体的な手法を紹介します。
忙しい先生の代わりに開業に必要なアレコレ集めました
『日経メディカル開業サポート』オープン!

「開業したいけど、何から手を付ければいい?」
「テナントではどんな物件があるの?」
「先輩開業医の経験談を聞きたい」今までこう思った経験はありませんか?
『日経メディカル開業サポート』では、開業までのスケジュールをセルフチェックできる「開業ToDoリスト」や、先輩開業医によるコラム、医師の開業意識調査結果など、これから開業される先生へ有益な情報満載でお届けしています。
また、物件探しや医療機器導入、会計・税務等、開業に関して適切なタイミングで適切なサポートを受けられる企業を厳選してご紹介しています。ご利用はすべて無料ですので、まずは一度サイトをご覧ください!

この記事を読んでいる人におすすめ