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順調に進んでいた承継話が破談になったわけ

2018/01/22
二上 吉男(株式会社ずのお)
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 懇意にしているA信託銀行の財務コンサルタントから、「当行の顧客で相続対策の提案をしているB医師から、診療を引き継いでもらえる医師を探してもらえないかという申し出があった」という連絡を受けました。「診療所の所在地は近畿地方のC市郊外の住宅街、経営は順調だが70歳代と高齢のため、2~3年後に診療所を譲りたい」という内容でした。
 新規・承継開業をサポートしているD事業者に連絡してみると、「ちょうどC市で開業を希望している医師がいるので、紹介してほしい」とのこと。A信託銀行にD事業者を紹介し、立地も開業を希望している場所なので、交渉はスムーズに行くと思われました。しかし、3カ月後にD事業者から「交渉はまとまらなかった」と連絡がありました。

著者プロフィール

二上 吉男(株式会社ずのお代表取締役)●ふたがみ よしお氏。1978年慶應義塾大法学部卒業。上田公認会計士事務所勤務を経て1991年に(株)ずのお(大阪市中央区)開設。診療所の開業・運営コンサルティングを手掛け、これまで350件以上の診療所開業を支援してきた。

連載の紹介

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診療所の開業までには様々な工程があり、その都度、的確な判断が求められますが、「果たしてそれでよいのか…」と迷う局面も少なくありません。本連載では、医業経営コンサルタントの二上吉男氏が、医師からよく質問される事柄を中心に、開業準備の考え方や具体的な手法を紹介します。
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