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大阪市立大学附属病院
一つひとつの症例を振り返りじっくり学ぶ 失敗恐れず手技磨けるシミュレーションセンターも

2012/05/18
高島 三幸=フリーライター

大阪医科大学医学部5年
高岡 大介さん
Daisuke Takaoka
Photo:Hiroshi Matsuda

高岡大介さん(以下高岡) こちらの初期研修の特徴について教えてください。

廣橋一裕先生(以下廣橋) 高度先進医療に重点を置く大学病院で、いかにして全人的な医療を実践していくか。当院で働く医師が最大限に力を発揮するためには、ここが重要だと考えています。当院の臨床研修プログラムも、こうした意識の下で設計されており、具体的な特徴は大きく4つあります。

 まず、1年目にプライマリケア、2年目は高度先進医療を重点的に学ぶカリキュラムになっていることです。基礎的な診療能力なしに高度先進医療に取り組むことはできませんから、1年目は基本研修(内科、救急)、選択必修科目(外科、精神科、産婦人科、小児科、麻酔科)でプライマリケアを重点的に学びます。そして2年目には、必修研修(地域保健医療)、選択必修科目(外科、精神科、産婦人科、小児科、麻酔科)、アドバンストコースとしての選択科目研修で、専門性や高度先進性を磨いてもらいます。

 研修コースは4種類から選べます。「Iコース」は、1年目は協力病院、2年目は当大学病院で研修します。大学病院では比較的学ぶ機会が少ないプライマリケアを、協力病院でしっかり学んでもらうことが狙いです。

 1年目の研修先は、提携する45の協力病院の中から、自分のニーズに合った病院を選んでもらいます。例えば、たくさんの症例を経験したいのであれば少し小さめの病院、1例ずつじっくり吟味しながら勉強したいのであれば基幹病院、といった具合です。

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