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広さと深さ、そして豊富な学びの手段 大学病院ならではの利点を追求
東京医科歯科大学医学部附属病院

2011/05/12
高島 三幸=フリーライター

インタビュアの日下さんと病院長の坂本先生
Photo:Toru Marumo

日下 大学病院で初期研修を受ける利点は何でしょうか。

坂本 総合病院でも幅広く医療を学ぶことはできますが、大学病院の場合は、研究・教育機関を兼ね備えているので、研究的視野も含めて深く学べることが特徴の1つです。多くの症例を経験できるとともに、最先端の医療を体験できます。また、学びの手段も豊富です。例えばカンファレンスの準備で分からないことがあれば、その分野を専門に研究している先生に聞きに行けます。

 ただし、肝心なのはそれらを研修医がどう生かし、どれだけ多くの知識と技術を身につけて“卒業”していくかです。いくら研修内容を充実させても、研修医が能動的でなければ意味はありません。国立大の病院は総合病院より人手は少ないし研修医の手当も安いのですが、学ぶための手段は豊富にあります。ぜひ成長意欲の強い人に来てほしいですね。

田中 あらゆるタイプの医師がいることも大学病院のメリットですね。思考パターンや性格、体力の有無など、自分と共通点のある医師と出会える確率が高いんです。例えば私は虚弱体質ですが、同じようなタイプの人は私を見て「虚弱体質でも医師になれるんだ」と自信がでる(笑)。身近なロールモデルを見つけやすいんですね。“大リーガー医”と言われるような素晴らしい先生でも、自分とあまりにもかけ離れていると、憧れのまま終わってしまうことがありますから。

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