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"大リーガー医"へのプレゼンで、英語で議論する力を鍛える
洛和会音羽病院

2011/01/04
高島 三幸=フリーライター

インタビュアの釆野さんと臨床研修責任者の酒見先生
Photo:Yukihiro Yasuda

釆野 音羽病院の特徴を教えてください。
酒見◇まず、スタッフ15人、シニアレジデント7人、ジュニアレジデント(ローテーション中の初期研修医)が2人と、総合診療科(兼感染症科)の規模が大きいこと、そして急患を断らない救急救命センターの存在です。

 この2つは実はリンクしています。どんな疾患も一通り診断でき、どの診療科に入院させたらよいかわからない患者でもすべて引き受けてくれる総合診療科があるから、救命救急センターで99.9%以上の応諾率を達成できているのです。

 救急救命センターには、総合診療を経験した専門医やスタッフもいますし、ローテーション中の初期研修医も加わるので、急患の受け入れ体制としては十分と考えています。規模はそれほど大きくなくても、小児科、産婦人科、整形外科、消化器内科、脳神経外科などがそろっているので、より専門的な治療が必要な場合には、救急救命センターの判断で専門の科に回して対応できます。

 このような環境で、研修医は専門の科に加え、急性期医療から総合的な医療まで一通り学べます。特に救急救命センターでの研修は、様々な症例を初診から勉強できる良い機会になると思いますね。

釆野 研修医はどのようにローテーションするのですか。
酒見 救急と総合診療科を3カ月ずつ、消化器や循環器などの内科系専門科は2つを選び2カ月ずつ回ります。このほかに外科、整形外科、小児科を2カ月ずつ、産婦人科、精神科、地域医療を1カ月ずつが必修です。残りが選択科です。

地域医療の現場で1カ月間の研修
 地域医療では今年度採用した初期研修医から、2年次に開業医研修に加え「北海道家庭医療学センター」か「亀田ファミリークリニック館山」での1カ月の研修を設けました。地方の現場だからこそ学べる地域医療の実際を存分に見てきてほしいと思っています。

 また、当直は平均して5~6日に1回です。翌日13時には帰宅でき、当直料も出ます。研修医だから軽症疾患を担当させるということはなく、上級医の指導のもと、専門性の高い疾患から救急疾患まで、重症度によらず治療に携わってもらいます。

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