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Wolters Kluwer社Health部門 Clinical Effectiveness CEO兼社長のDenise Basow氏に聞く
「医師の疑問に先回り」、UpToDateが目指す未来

 こんにちは。Cadetto.jp管理人の増谷です。みなさん、最新論文やエビデンスをまとめた、いわゆる2次資料の代表格といえる「UpToDate」を、日々の臨床に役立てていますか? 現在、UpToDateは180カ国で110万人以上の臨床医が利用しています。日本だけでいうと、700以上の医療機関が導入しており、個人契約している医師も4000人を超えています。今回、UpToDateを運営するWolters Kluwer社(オランダ)Health部門 Clinical Effectiveness CEO兼社長で、医師でもあるDenise Basow氏に、トピックが生み出されるプロセスや、今後の展開について聞きました。

――UpToDateのトピックの編集プロセスを教えてください。
 UpToDateのトピックは、現在1万500件を超えています。例えば「インフルエンザ」と検索すると、「成人​における​季節性​インフルエンザ​の​治療​」「成人​における​季節性​インフルエンザ​の​臨床症状​」「小児​における​季節性​インフルエンザ​:​臨床的特徴​および​診断​」といった多くのトピックが表示されます。

 このトピックを作成するときは、まず、その分野の権威である医師が編集責任者となり、推奨治療法や、その根拠となるエビデンスを格付けします。この編集責任者はUpToDate外部の医師です。次に副編集者が入り、編集責任者の作成した内容を確認します。その後、セクション担当編集者として、その分野のエキスパートと言える医師による精査が行われます。最後に、UpToDate内にいるその分野の専門医が精査します。この医師は、専門知識を持っているだけでなく、EBMを鑑みたコンテンツ作りに長けているという強みを持っています。このように、どのトピックも、該当する診療科の医師が最低でも3人以上関わり、作られています。

連載の紹介

Cadetto通信
日経メディカル Online編集部の「Cadetto.jp担当」約2名(飛び入りあり)が、時に熱く時にまったりとつづるコーナー。取材のこぼれネタや企画の予告編、耳よりなイベント、面白い人&面白い話、編集部の秘密、困っていることや皆さまへのお願いなどなど、自由度高め、文章短めで参ります。時には「病院ランチ食べ歩き」などの特別企画に変身することも。

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