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臨床研修プラクティス:実践!地域医療

第8回 手がふるえるんです

2015/07/09
中川紘明(市立根室病院)、宮田靖志(国立病院機構名古屋医療センター)

 ※この記事は「臨床研修プラクティス」(文光堂)2009年11月号からの連載を転載したものです。

Episode8●奥さんが両手のふるえを訴えてきた

 田中さんの奥さんは、最近両手のふるえが強くなってきているのに気づき、新患外来を受診することにした。

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そのとき、何をどう考えたか?

研修医 「手がふるえるということは、振戦の鑑別を考えていくということですね。」

指導医 「“ふるえ”は一般的には振戦のことを指すけど、患者さんが“ふるえ”を訴えた場合、ミオクローヌスやジスキネジアなどを“ふるえ”と表現することもあるから注意が必要だよ。

研修医 「なるほど。最初からつまずくところでした…」

指導医 「ふるえをどのように鑑別したらよいかな?」

研修医 「う~ん、イメージはできるんですが、うまく表現できません。」

指導医 「規則的な運動なのか、不規則な運動なのかで大きく分かれるよ。つまり、規則的なのが振戦で、不規則なのがミオクローヌス、ジスキネジア、アテトーゼなどだよ(図1)。」

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