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こんな検査異常を見つけたら〜考える臨床検査〜

ミニレクチャー:こどもの意外な検査結果

2014/07/03
萱場広之(弘前大学医学部付属病院検査部)

 ※この記事は「臨床研修プラクティス」(文光堂)2009年3月号の特集を転載したものです。

 検査室、検査会社からの報告書には、測定値の脇に成人の基準値があらかじめ印刷されたものがある。本来、年齢や性別など、患者の条件に合わせた基準値を併記して報告されるべきであるが、小児では十分な数の正常検体を集めることが難しく、基準値を公式に明示できない場合も少なくない。医師は小児の検査データの解釈のポイントを知っておく必要がある。

 さらに新生児や乳児では採血に時間を要する場合が多く、末梢血一般では凝固検体、生化学では溶血検体が提出され、しばしば測定異常の原因となる。意外な測定値の場合は検査室と連絡をとり、検体に問題がないか確認することも重要である。

 以下に、成人と差が出易い小児の頻用検査項目の特徴を記載した。検査項目によっては未だに基準値に施設間較差があるため、具体的数値は各施設のものを確認することをお勧めする。

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