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こんな検査異常を見つけたら〜考える臨床検査〜

検査に対する心構え

2014/06/26
松尾収二(天理医療大学医療学部臨床検査学科)

 ※この記事は「臨床研修プラクティス」(文光堂)2009年3月号の特集を転載したものです。

●「検査に対する心構え」、それは「医療に対する心構え」ということでもある。医師も所詮は人間であり、主治医の考え方、大袈裟に言えば生き方が診療に反映する。患者やその家族の今、そして将来を変えることになる。ものごとを真摯、直に受け止めることを最も強調している。


 日本の医療は主治医制であり、個々の医師の裁量権は大きい。研修医制度の充実により回診やカンファレンスでオープンに討議されるようになったが、未だ互いに踏み入らない風潮が存在する。

 昨今、電子カルテが普及しつつあるが、これもチェック機能を甘くしている。画面はカルテ(紙)に比べ見にくく扱いにくい。検査をオーダーしていることを忘れたら結果を見ることはない。ましてや、キーボードを叩いて他の医師の受け持ち患者の情報を積極的に入手することはない。

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