※この記事は「臨床研修プラクティス」(文光堂)2009年3月号の特集を転載したものです。
●ルーチン検査で発見された蛋白尿は一過性のものか、持続性のものか、さらに一次性腎疾患か二次性かを鑑別していくが、患者管理上は重症度の把握が重要である。そのためには、原因となる疾患の再確認、尿蛋白の量、繰り返し検査で陽性となるかを確認し、持続性で蛋白量の多い、あるいは腎障害が疑われる場合は専門医にコンサルテーションする。
■はじめに
入院患者ルーチン検査で蛋白尿が発見されたときの対応フローチャートを図に示した。この図で全体の流れを大まかに把握してから、下記を読んでいただければ理解しやすいと思うので、参考にしていただきたい。