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こんな検査異常を見つけたら〜考える臨床検査〜

尿酸が高い!

2014/05/29
今福裕司(佐久市立国保浅間総合病院)

 ※この記事は「臨床研修プラクティス」(文光堂)2009年3月号の特集を転載したものです。

●血清尿酸値が7.0mg/dL以上である場合、高尿酸血症と判定できます。高尿酸血症を呈する患者で母趾基関節など下肢関節の疼痛、腫脹といった症状がある場合、痛風(痛風性関節炎)の診断は容易でありましょう。

まず、尿酸とは?

 尿酸は遺伝子として重要な役割を担っている核酸(プリン体)が分解されて、行き着くところの最終代謝産物です(図1)。尿酸は最終的に文字どおり主として尿へと排泄されることになります。

 体内の尿酸プールは1,200mg程度とされ、このプールに流入するのは生合成されたプリン体、組織崩壊による核酸の分解によるプリン体、そして食物由来のプリン体の3種類であり、プールからの流出先は尿が3/4、胆汁経由の腸管排泄が1/4を占めています。御存じのように、食物由来のプリン体が多ければ体内に蓄積することになります。

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