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こんな検査異常を見つけたら〜考える臨床検査〜

AST、ALTが高い!(前編)

2014/05/08
小柴賢洋(兵庫医科大学臨床検査医学)

 ※この記事は「臨床研修プラクティス」(文光堂)2009年3月号の特集を転載したものです。

 AST、ALTは肝細胞障害のマーカーとして広く用いられるが、異常値を見たときに肝疾患と決めつけると誤診することがある。問診、理学所見、他の検査値を含めて総合的に判断する必要がある。


■基本的事項
 生化学検査スクリーニングに際して、いわゆる肝機能検査として、実施される項目は以下に示すように、(1)肝実質細胞障害を主に反映する肝細胞マーカーと(2)胆嚢・胆道系の障害を主に反映する胆道系マーカー、に大別される。

(1)肝細胞マーカー:aspartate aminotransferase(AST)[旧名glutamic oxaloacetictransaminase(GOT)]、alanine aminotransferase(ALT)[旧名glutamic pyruvictransaminase(GPT)]、lactate dehydrogenase(LDまたはLDH)

(2)胆道系マーカー:alkaline phosphatase(ALP)、γ-glutamyltransferase(γ-GTまたはγ-glutamyl transpeptidase:γ-GTP)、leucine aminopeptidase(LAP)

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