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臨床研修プラクティス:あなたが起こす医原病

術中の神経障害・コンパートメント症候群

2013/12/19
岡村誠、播岡徳也(市立島田市民病院麻酔科)

 ※この記事は「臨床研修プラクティス」(文光堂)2009年12月号の特集を転載したものです。

ケース

60歳代の男性。直腸癌に対して、全身麻酔(硬膜外麻酔併用)下に腹腔鏡下直腸低位前方切除術が行われた。術直後、意識ははっきりしているのに左足関節の動きが悪い。よく見ると、腓腹部が腫脹しているようにも見える。手術中の体位は砕石位で、外科研修中のあなたは当直明けで疲れていたが、患者の足の間に立って何とか最後まで介助できた。

 術中の神経障害は、体位や手術操作、麻酔手技、血圧変動、患者背景(基礎疾患や遺伝的素因)など、様々な原因によって生じる。保存的治療で軽快する場合も多いが、症状が永続する場合や生命に危険が及ぶ場合もあるため、予防が極めて重要である。

何を考える?

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