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臨床研修プラクティス:あなたが起こす医原病

造影剤腎症(後編)

2013/11/28
早川克己(京都市立病院放射線科)

 ※この記事は「臨床研修プラクティス」(文光堂)2009年12月号の特集を転載したものです。

造影剤腎症の危険因子

 造影剤の投与を受けた患者がすべて造影剤腎症を発症するわけではない。これまでの諸研究から、造影剤腎症の発症の危険因子が明らかになってきている。

 ESUR(ヨーロッパ泌尿器放射線科学会)の報告によると、危険因子として、(1)もともとある腎機能障害、(2)糖尿病性腎症、(3)脱水、(4)うっ血性心不全、(5)高齢(70 歳以上)、(6)腎毒性のある薬剤(非ステロイド系抗炎症剤(NSAIDs)やアミノグリコシド系抗菌薬など)の使用、が挙げられている(一口メモ 参照)8)

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