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Cadetto Special●冬の救急

【Vol.3】転倒による外傷
見逃しやすい「スノーボーダー骨折」

2018/01/12
増谷 彩=日経メディカル

(Illustration:Koji Watanabe)

 スキー場でスノーボードを楽しんでいた40 歳代男性が、雪の上に仰向けに倒れているところを友人が発見。意識はあったが気分が悪く、しばらく様子を見ていたところ嘔吐したため、友人とともに救急外来を受診。待合室に座っている間にも嘔吐し、意識レベルがGCS8(E2V2M4)と低下したため、初療室に搬入して処置を開始した。頭部CT 検査の結果、急性硬膜外血腫を認め、緊急手術となった─。

 スノーボード中の転倒は、両足が固定されているため受け身を思うように取れず、強い衝撃を受けている可能性があるので注意が必要だ。「スノーボードでの脊髄損傷の頻度はスキーの4倍にも上る」と福井県済生会病院(福井市)の森祐樹氏は言う。受傷直後は意識があっても、意識が徐々に低下したり嘔吐を来す場合は、頭部外傷、脊髄損傷などが隠れている可能性を考え、対処したい。木に激突した場合は、骨盤骨折、血胸などを想定する。

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