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カデット特集●救急Tips99

特集◎救急Tips99【Vol.20】ニューモニクス(その2)
アナフィラキシーにエピネフリンを打つ判断のABCD

2016/05/02
取材・構成:坂井恵=医療ライター

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ショックは2つのSHOCK

 ショックの原因を探る手掛かりにしたいのが「2つのSHOCK」です。基本のSHOCKと、ショックに徐脈がある場合は、brady-SHOCKを思い浮かべて鑑別します。基本のショックの「S」は、敗血症性ショック(Septic shock)と神経原性ショック(Sinkeigensei shock)です。そして「H」は、出血や高度脱水などによる循環血液量減少性ショック、「O」は、心タンポナーデや肺塞栓症などの閉塞性ショック(Obstructive shock)。「C」は心不全や心筋梗塞など心原性ショック(Cardiogenic shock)、そして最後の「K」はアナフィラキシー(anaphylactic(k)shock)。英語のつづりの最後のCをKにこじ付けて覚えます。brady-SHOCKは、「S(神経原性ショックや迷走神経反射)」「H(内分泌機能低下や低酸素症)」「O(偶発性低体温症)」「C(心疾患、心臓毒)」「K(高カリウム血症)」。徐脈があるショックでは、まず心電図を取り、下壁心筋梗塞、高度房室ブロック、高カリウム血症を除外することが大切です。(林)

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