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カデット特集●ジェネラル魂!

ジェネラル魂!【Vol.3】ジェネラリスト●魂のMessage 村田亜紀子氏
子育てするほどに診療の幅が広がる
産休・育休後の復帰もスムーズ

 子育ての傍ら、津山ファミリークリニックで臨床に従事し、若手指導と研究も担う村田亜紀子氏。東京都出身ながら九州大学で学び、医師になってからは北海道内、千葉県を巡り、今は岡山大学の疫学・衛生分野で大学院生という一面も持つ。

 「身近なところで役に立ちたいと思い、医師を目指した」村田氏。困っている患者に寄り添い、少しずつでも問題を解消していくには「家庭医という役割がちょうどよい」そうだ。

 村田氏のキャリアはユニークだ。京都市の音羽病院での初期研修後、後期研修先に北海道家庭医療学センターを選んだ。道内で都市部、農村、離島での医療を経験。医師3年目に結婚し、医師としては後輩である夫の後期研修を目的に千葉県立病院群に移った。

 だが、当時の勤務先は総合診療・家庭医の指導体制が不十分で、結局は院内唯一の家庭医療専門医の村田氏が夫の指導医を担った。

 千葉県に移って程なく、妊娠・出産を経験。産休・育休の間も勉強会などで指導する日々が続いた。だが、「公立病院では大半の若手医師が非常勤。当時、女性医師の妊娠・出産の例もなく、時短勤務など子育てへの柔軟な対応はほとんどなかった。慣れない子育てをしながら、フルタイムでの復帰は厳しかった」。

 自身の復帰と夫の研修のため、家庭医の養成に実績のある奈義ファミリークリニック(岡山県奈義町)に夫婦で移った。現在は系列の津山ファミリークリニックで週に4日、訪問診療を中心に診察に当たっている。

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