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カデット特集●イクメン医師、増加中!

イクメン医師、増加中!Vol.2
子供の誕生を機に、働き詰めの日々を見直す
川島篤志氏(40歳) 市立福知山市民病院(京都府福知山市)総合内科医長

Atsushi Kawashima
1997年筑波大卒。市立舞鶴市民病院、ジョンズホプキンス大などを経て、02年市立堺病院、08年から現職。奥さんは専業主婦、子供は6歳と3歳。
Photo:Noriyuki Kon

 奥さんの妊娠を機に、育児に強い関心を持った医師もいる。総合診療医の川島篤志氏は、卒後11年間は文字通り、昼夜・土日を問わず働き詰めだったという。「ワークライフバランスは全然考えていませんでした。診療のみならず、当時働いていた病院での臨床研修制度の整備にも熱心に取り組んでいました」と語る。

 意識が変わったのは、2006年に奥さんが妊娠し、子育てに関する書籍を読んだことがきっかけだった。「家族を大事にしなくてはいけない」と思い直したそうだ。

 当時の病院の男性医師は若手が多く、バリバリと働いて育児に力を注ぐ雰囲気はなかった。そこで、川島氏は子供の誕生後に育児休業を取るための戦略を練ることにした。

 一つ目は、妊娠中の奥さんが実家に里帰りをしている数カ月間、ひたすら当直をこなして“貯金”すること。子供の誕生後しばらくは当直をしなくてもよいようにした。二つ目は、出産予定日の前後1週間、予約外来を受けなかったこと。上司や部下に依頼し、自らが休む間の業務の代理も手配した。「おかげで出産に立ち会うことができ、誕生後1週間の休みも取ることができました。業務を代わってくれた後輩には大感謝です」と振り返る。

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