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カデット特集●ペットと医者

ペットと医者 Vol.2
ペットショップにワシントン条約対象種が?!
仙台往診クリニック(仙台市青葉区)院長 川島孝一郎氏

餌は高タンパクのドライフードを与えている。「見ていると表情があってかわいい」と川島氏。
photo:Ken Inoue

 「魚を飼うのが好きな人たちの夢はシーラカンスの飼育。でも、ワシントン条約で輸出入が禁止されている。それに代わるものとして人気があるのが、同じ肉鰭(にくき)類のこの魚」。

 在宅医療の先駆者である川島孝一郎氏がそう言って指差した院内の水槽には、体長約120cmのネオケラトドゥスが悠然と泳ぐ。

 ネオケラトドゥスは、オーストラリアにのみ生息する希少種の肺魚。えら以外に浮き袋の発達した肺を持ち空気呼吸ができるほか、ひれの内部には両生類と同様に支持骨がある。古・中生代から生き残っている古代魚だ。

 川島氏は、8年前に何気なく入店した仙台市内のペットショップで初めてネオケラトドゥスを目にした。まだ体長20cmほどの幼魚だったが、希少種でワシントン条約により商取引が禁止されていると思っていたため、その光景に目を疑った。実は養殖に成功し、2002年から少数だがペットとして輸入されるようになっていたのだ。若い頃から魚をよく飼っていた川島氏は、その場で購入を決めた。

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