
女性医師として妊娠・出産も経験するなかで、様々なピンチに遭遇しました。
第1子の出産は大学院在学中で、研究の遅れが心配でしたが、産婦人科医として、妊産婦さんの訴えを自ら体験できるチャンスだと考えました。産休を利用して情報処理技術者資格も取得しました。
第2子の出産は臨床現場への復帰を考えていた時期でしたが、せっかくなので、これもチャンスにしようと、もう少し研究室に残って研究をまとめることにし、第2子が1歳になる前に現場に復帰しました。
最大のピンチは第3子の育休明け。「都内で一番分娩数の多い病院」日赤医療センターに異動することになったときです。
当直を挟んで32時間を超える長時間勤務が月7回、ゼロ歳児を含む3人の子育てをしながら、核家族でサポートもなく、というのはなかなか厳しい状況でした。