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カデット特集●医師のマネープラン

医師のマネープラン Vol.5
【開業】無担保の全額借り入れは困難
3カ月分の運転資金は自前で用意を

 以前より経営環境が厳しくなったとはいえ、開業をキャリアの目標にしている医師は多い。今回の調査結果では、開業しているのは119人で、うち内科が52%を占めた。

 開業費用を尋ねたQ6では、500万円未満(18%)から1億5000万円以上(16%)まで、かなりばらつきが見られた。1億円以上との回答の多くは、土地・建物を所有する戸建て開業のパターン。500万円未満のケースには、診療所を親から承継した人も含まれているとみられる。

 一方、テナント開業の場合、必要コストは戸建て開業より抑えられるが、それでも5000万~6000万円程度が一つの目安となる(表3)。

 開業においてまず重要なのが、自己資金。「ここ数年は、無担保で全額借り入れるのが難しくなっている。銀行の理解を得るには、3~4カ月の運転資金を確保すべき」(ファイナンシャルプランナーの森部氏)。

 開業時期の見極めも大切だ。退職後の準備期間は無給となる上、開業後も診療報酬を得るまでに2カ月を要し、黒字化までに時間がかかれば運転資金もかさむ。子供の進学など他の支出イベントにも目を配りながら、開業のタイミングを考えたい。

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